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見沼田んぼ 東浦和起点 2011.12.24

水鳥の荘厳な声が響く朝6時。駅から撮影ポイントに到着するまではやや早歩きできたので体の中はさほど寒さを感じないが、手足、特に手は手袋なしではやり過ごせない。0度、おそらくこれくらいの気温とおもう。

四方は人工の明かりが囲むが、水鳥の声、冬の早朝、そして湖面、贅沢な場が空間が目の前にある。しかし、淡い、空の色を湖面が反影し儚(はかな)さは湖面の朝の風景に似合う。ただ、それだけであろうか。たしかに水鳥の声は一層の静寂を演出している気がするが、ガサ、ガサと湖岸の葦の中を駆け回る小動物の音は力強さを感じる。そう、静と動の狭間の瞬間が日の出前なのではないだろうか。この瞬間が好きな理由が分かった気がするが、私の考察は浅すぎる。もっと通わなければ感動には出会えないのだろう。

気温差がでなかったため湖面からの水蒸気を見ることができず富士も雲で隠れ、残念さを残し湖面を後にした。

見沼田んぼ 東浦和起点 2011.12.24_b0217090_1903421.jpg

三脚使用
Nikon D300s
AF-S DX NIKKOR 18-135mm F3.5-5.6G ED
5秒
F10.0
焦点距離100mm
ISO感度100
2011.12.24 埼玉県さいたま市 見沼田んぼ
by kazetsuki | 2011-12-24 19:43 | 湿地・湿原・沼・田んぼなど